●ナルコレプシーについて
昼間なのに睡魔が発作的に襲い小一時間眠るとすっきりする病気があります。これをナルコレプシーと言います。ナルコレプシーは、笑うと足の力が急に脱力して倒れる情動性脱力発作を伴います。夜には眠ろうとすると金縛り状態になり幻覚を見ます。夜間はやはり不眠なのですが、特にこうした睡眠状態を過眠症といいます。1万人に2-3人の頻度で出現します。脱力発作がないナルコレプシ-II型もあります。よく似た症状のあり特発性過眠症や生活習慣の乱れに伴う睡眠衛生不足や睡眠不足症候群との鑑別が必要になることもあります。